種類 −基礎知識−
外反母趾には、いくつかの種類があります。
■靭帯性外反母趾
親指が外側に曲がる、一般的な外反母趾です。足裏が発達していないため、土踏まずが完全ではないので、靭帯が伸びて曲がってしまうことが原因です。子供の頃に、あまり歩かせない、子供の頃から靴下を履いているなど、子供の時から、原因がつくられていることもあります。
■仮骨性外反母趾
歩く時に、親指が浮いてしまい、親指の付け根が履物に当たり、親指の付け根だけが、出てきてしまう外反母趾です。親指の付け根の骨が、異常に発展してしまいます。軽度の場合は、骨ではなく、タコができています。外反母趾と言うと、親指が曲がることをいうことが多いので、一見したら外反母趾には見られないため、発見が遅くなることが多いです。
■混合性外反母趾
靭帯性外反母趾と、仮骨性外反母趾が混ざり合った外反母趾です。仮骨性外反母趾だけの場合と比べると、 靭帯性外反母趾もあるので、発見が遅くなることはありません。中高年の人に多く見られます。よく仕事をしてきた証拠でしょうか。
■ハンマートゥ外反母趾
足の指が地面に接していない外反母趾です。これは、生まれつき足の指が長く、靴に合わないためおこることが多いです。上記の3つと比べると、危険度は上がります。
■病変性外反母趾
上記の4つとは、あきらかに違う外反母趾です。リウマチ、ヘバーデン結節、事故、病気などによる外反母趾です。外反母趾と考えると、形も、理由も全くことなります。ですが、足の変化ということが理由で、外反母趾の仲間に入ります。治療方法など、上記とは違います。ほとんど、手術をしないといけない状態です。