症状 −基礎知識−
外反母趾になると、どのようなことが起こりえるのでしょうか?
外反母趾。意外と聞く名前ですので、女性には国民的病気。誰にでもなる可能性のある病気と、簡単に考えられているのかも知れません。ですが、外反母趾。とても怖いものです。それを解説していきます。
■痛み
まず考えられることは、痛みです。外反母趾が進行してくると、足が痛んできて、最悪の場合は、痛みで歩けなくなります。
■ヘルニア、巻き爪
これもよく聞くことだと思います。足をうまく使えないため、ヘルニアになりやすくなります。これは、わかりやすい例ですね。それと、巻き爪です。これも、靴が合っていないという簡単な理由です。
■肩こり、頭痛、むくみ・・・etc
次は二次的なことかもしれません。外反母趾になり、痛みを抑えた歩き方。普段とは違う歩き方ですね。これを行った結果、肩こり、頭痛、足のむくみなど、体に異変が生じます。これは正直、普段とは違うことをやっていれば、どんな病気にでも出る症状です。ですが、ここからが始まりになります。
■体の歪み
だんだんと怖くなってきます。次は、体の歪みです。一般的に右足は利き足で衝撃を吸収し、左足でねじれを吸収し、重力とのバランスをコントロールしています。これに、外反母趾が入るとどうなるのでしょうか?重力をうまくコントロールできなくなるので、変に力が入り、先ほどの肩こり、慢性疲労、自律神経失調症、そして体の歪みが出てきます。体の歪み。よく聞く言葉ではないでしょうか?マッサージなどと同じで、体の歪みを解消するなんて文句で、店を構えていたりしますね。これは、体の歪みが原因で、二次的なことが多いために行う人が増えたからです。体の歪みは、思っている以上に怖いことなのです。
■免疫力の低下・自然治癒力の低下
そして、免疫力・自然治癒力の低下が考えられます。これは、自律神経が失調してくると、体は活性酸素を出します。これは、体力の回復や、病気の予防のためです。しかし、活性酸素とは、本来は体の中で、病原菌や、かびなどと戦い、体を守る役割をしています。これをやりすぎると、正常な細胞も破壊し、結果的に免疫力の低下、自然治癒力の低下に繋がります。そして、それが進行しすぎると、アレルギー、アトピー、がんまで引き起こしかねないのです。