その他 −原因と対策−
外反母趾の原因と対策のその他です。今までで、説明しきれなかったことを説明していきます。外反母趾はとてもデリケートな問題です。わからないことが無いように、1つ1つ確実に解決していきましょう。
■原因と対策
外反母趾の原因について触れましょう。「外反母趾の原因が靴にある」と考えていませんか？それでは、正解ではありません。外反母趾の原因は、歩かないことにあります。「痛いのにあるけない」と思うかもしれませんが、子供の頃から歩かないクセがついているので、土踏まずがあまりできていなくて、足が弱い。そんなことから外反母趾になります。女性が外反母趾になりやすいことの理由は、そのことも理由の1つです。足は小学3年生までに作られると言われます。それまでにスポーツをやっていたりする子供は、足が強いです。しかし、何もやっていない子供は残念ながら足が弱いです。それと、素足で歩くかどうかも理由の1つです。日本人と、素足で歩く民族とを比べたら、圧倒的に日本人の方が足が弱いというデータが出ています。足に刺激を与えましょう。この説明だけでは、環境が悪いとしか言いようがありません。
「環境」の他には、「体質」性別」「遺伝」「スポーツ」が主な原因と考えられています。
「体質」は筋肉のつき方、血液の流れ方など細かなことで外反母趾になると考えられています。以前の項目でも、少し説明しましたが、体の歪みなど少しのことで、足に負担がいってしまうためです。
「性別」は女性のほうが、外反母趾になりやすいです。これは、運動不足や、内股の変な歩き方をする人や、ヒール・パンプスなどの靴が原因というだけではありません。女性のほうが、骨そのものが弱いのです。少しの刺激で曲がってしまうため、外反母趾になりやすいのです。
「遺伝」は、「体質」と少し似ていますが、遺伝で外反母趾になる人がいます。外反母趾が、そのまま遺伝するわけではありませんが、環境や体質など、外反母趾になりやすい家庭出身の人は、やはり外反母趾になりやすいということです。
「スポーツ」はスポーツのやりすぎもダメということです。運動不足で外反母趾になるということは言いました。ですが、運動の中でも、サッカーは外反母趾にしてみたら毒です。急発進、急ブレーキ、それに足で行うスポーツです。足に悪くないわけがありません。
原因を知れば、対策方法はおのずと見えてきます。外反母趾は、総合的にみると、何かの結果、負担になっている足が悪くなるというものです。つまり外反母趾は、体が悪いというサインなのかも知れません。
